2009年4月25日土曜日

視力回復の訓練について

-:小学校入学で不同視に気付いたっていうことですよね。で、訓練に通っているんですか?
弱視児の父親:眼科の先生から言われて、眼科の院長先生から、「じゃあまず訓練の担当の先生に変わるから」って言われて、そういう子ってたぶん多いんですよ。そういう訓練の部門みたいなの絶対あるんですよね、眼科には。

-:うん。

弱視児の父親:だからそっちの方ではもう手馴れたもんで、「今何歳だからこういう訓練しましょう」っていうことで、「こうこうこうですよ」って言われてウチが始めた訓練ですけど、いい目の方を人間はよく使いたがるんで不便無いわけですよね。だから悪い方の眼はどんどん機能が衰えていっちゃう。

-:ああなるほどなるほど。

弱視児の父親:最悪の結果悪い方の眼は見えなくなっちゃうとかになってしまうんで、そっちの方を今のうちに、ちっちゃいうちに鍛えておこうと。その為にはいい眼を塞いアイパッチで塞ぐっていうんですけれども、それで塞いで左目の方の、悪い眼の視神経をを鍛えようという事ですね。

-:ええ。

弱視児の父親:そうする事によって小さい頃からどんどんに鍛えていけば段々差が無くなって元通りになってくると言われたんで、いい眼にアイパッチっていう目隠しみたいなのをするんですけれども、それがどうしても大人なら我慢するんでしょうけれども、子供ですから嫌がって・・・どうしようもなかったですね。

-:アイパッチってずっとやっとかないといけないんです?

弱視児の父親:そりゃやればやるほどいいんですけれども、やっぱり一日やればいいんですけれども、小学校ですから小学校にそのまましていくわけにもいかないし、外で遊ぶときにもそれをしていくわけにもいかない。

-:そういう事情があるんですね。

弱視児の父親:やっぱり子供だし、子供同士でもからかわれるじゃないですか。

-:ああなるほど。

弱視児の父親:だからちょっとでも家に帰ってから、4時か5時からまあ食事の時まで、そう思って最初の内はやってたんですけれども、なかなか・・・うまくいかないですよね。

-:そうだったんですね。

子供とアイパッチ

-:僕乱視の症状なんですよ。なんか左だけ悪くてですね、なんか子供の時の病気の影響って言われたんですけど。

弱視児の父親:ああそうだったんですね。

-:「ああそうなんだ」っていう感じで。でも昔は結構良かったんですよ。眼鏡かけ始めてですね、(左目だけが悪かったのが)どんどんどんどん両目が見えなくなっていくんですよね。

弱視児の父親:それは眼が悪い方に引きずられていくんですよ。

-:ああそうですそうです。

弱視児の父親:だから悪い目を鍛えていこうという事なんですよね。頭ではわかるんですけどね。大人はわかる。でも子供の場合はあんまり切羽詰まってないと思うんですよね。

-:そうですね。僕の経験上眼鏡かけ始めると崩れますね。

弱視児の父親:そうですね、それはまあしょうがないことですよね。でも眼鏡がないと見えないんでですね、どっちを取るか、じゃあ眼鏡を掛けて勉強しようっていう風になってくるんですよね。

-:そうですね、僕左が弱いんですけど、左の度を強くして右を弱いっていう風に眼鏡を調整してるんですけど、だんだん差が無くなってきますね。

弱視児の父親:そうですね、みんな効き目とかあってですね、どっちかが強い。耳だってそう、目だってそうなんですけれども、でもこの不同視っていう病気はあまりにもそれが極端。人間は絶対差はあるんですけれども、それが極端な場合ですね。うちの子は0.5と1.5なんで、あまりにも極端なんで、だからなんかおかしくなってるとか。

-:そうですね。

弱視児の父親:目が治ればそれに越した事は無いって言うことで訓練を始めました。今の子みんなそうだと思うんですけれどもDSゲーム、ちっちゃなゲームを持ってますから、これもあんまり・・・。辞めさせたんですけれども、先生方に色々聞いて眼鏡屋さんにも色々聞いてみると、「アイパッチをしたまま左目でゲームをやるのはもう訓練として認めよう」と。

-:うん。

弱視児の父親:「アイパッチを使わなくて嫌がったりするよりも、楽しい事をしてちょっとでも眼が良くなるんならそれを訓練として受け入れよう」と。あんまりずっとやるのはいけないけれども訓練としてならいいという事で、テレビとかもDSゲームも1~2時間くらいなら。

アイパッチの弊害

-:アイパッチですけど、さっき冷やかしっていう話が出てましたけど。

弱視児の父親:そうですね。本当はアイパッチをずっとしたいんですけれども、やっぱり友達同士ならいざ知らず年の近いお姉ちゃんがいるんで、この子がどうしても片目を塞ぐと「ドラキュラ」とか「悪魔」とか、親が聞くに堪えないようなことを言ってからかうんですよね。

-:ああ~なるほど。

弱視児の父親:そうなると弟の方が泣き出したりとか、アイパッチは糊がペタッとついて張り付くんですけど、それをバリッとはがして「こんなのもう絶対しない!」とか言って嫌がるんで、親としても「かわいそうだな」と思いながら最初はしてたんですけど、いろいろ考えてる内に、「そうだ。アイパッチに好きなポケモンのシールを貼ってみよう」と考えてですね、「今日はこのポケモン、明日はこのポケモン」っていう風に色々工夫してですね、アイパッチにいろいろシールを貼ったりしたんですよね。そして「アイパッチ何時間できたらご褒美として何かあげる」とか、そういう事もしたんですけども、なかなか続かないですよね。アイパッチの時間を長くするために、いろいろ塾とか行ってるんですけれども、その塾にも一応していったんですけれども・・・やっぱり嫌がるんで、2~3回しかしていかなかったですね。

-:ええ・・・。

弱視児の父親:結局する時間って言えば学校の習い事に行くまでの2時間。それからお風呂から上がって2時間。それが精一杯ですね。1日に4時間ですね。だから2~3週間親も子もけっこうやったんですけれども、結局挫折してしまいましたね。

-:う~ん。

弱視児の父親:だからアイパッチ、今でも結構余ってます(笑)。

-:ははは。

弱視児の父親:一年間くらいしてそういう事も忘れてて、眼の検査行ったんですけれども「あんまり良くなってない」って言われてしまって・・・確かに訓練もしてないですからね。

-:ああ~やっぱりなかなか大変なんですね。

弱視児の父親:やっぱり切羽詰まらないと駄目なのかなって思うんですけれども、(訓練するのが)子供っていう問題があるからですね、難しいですね。

-:あとやっぱり片目塞いでっていうのが大変かなって思いますね。

弱視児の父親:ですよね。

弱視になった時の対処法

-:眼の異常をどれだけ早い時期に見つけるかがポイントだというのはわかりました。それで、眼の異常をどうやって見つけた時どうやって対処するのかっていう話ですよね。

弱視児の父親:そうですね、まず不同視っていうのはどういうものかって言うと、眼鏡の度、レンズありますけれどもその眼鏡の度の屈折度合いが左右で違うから左右で見える度数が違う。右が0.5で左が1.5、それが極端に異なることを不同視って言いますね。

-:うん。

弱視児の父親:そして度の弱い良く見える方の眼は良く使われて、よく見えない方の眼は使われなくなっていく。いい眼だけに頼る事になるから悪い方の眼はどんどん悪くなっていく。

-:ああなるほどなるほど。

弱視児の父親:だから今のうちに矯正して両目を使うようにしていく。できれば悪い方の眼を使うようにしていくっていう事ですね。それが一番いい方法だと。

-:そうですね・・・人ごとじゃないですけど。怖いな~。ああそうなんですね、いや確かにそうです。だんだん年々悪くなっていくんですよ。

弱視児の父親:そうですよね。

-:いい感じで段々バランスよく悪くなっていくんですよね。「差が無くなっていいかな」とは思うんですけど。昔すごく怖かったですよ、視力が落ちるのが。

弱視児の父親:眼鏡するから「まあいいかな」って思っちゃうんですけど、眼鏡してもどんどん悪くなっていきます。大体わかるんですけど「まあいいか」って思っちゃうんですよね。まあそれがいけないんでしょうけれども。子供のうちにそれが治れば一番いいんでしょうけれども。

-:そうですね。

弱視の治療時期

-:お子さんの眼の事はかなり長期間気づかなかったということですよね。

弱視児の父親:わかんなかったんでほとんど気づかなかったですね、目の事に関しては。

-:おかしいとは思ってなかったわけですよね。

弱視児の父親:ないです。全然わかんなかったんでですね、眼科に行って眼科からも「不同視」っていうことは言われないんですよね。ちょっと両方の目の差があると。それで眼鏡を作りなさいっていう事しか言われてないんで、自分としてもあまり大きな問題とは思ってなかったんで、一応自分でも調べたんですけれども。

-:ええ。

弱視児の父親:不同視って言うのは俗に「ガチャ目」って呼ばれてるらしいんで僕もそれで初めて知ったんですけれども、不同視って言うのは5~6歳まで矯正というか治していればなんとか元通り、でも知ったのが7歳だったんで、先生によれば「ちょっとは(視力回復が)可能」っていう事だったんで眼科に通うことにしました。

-:それって早くないと治らないものなんですか?

弱視児の父親:そうです。だから矯正する場合っていうのは目の場合3歳くらい、生まれてからほとんど子供の場合っていうのは見えてないんで、だんだん見えるようになって3歳くらいに大分見えるようになって5~6歳ごろにはほぼ固まってしまうんですよね、視力が。だからそれまでに、5~6歳までに治す、矯正するっていうのが一応理想的らしいんですよ。

-:なるほど。

弱視児の父親:ちょうどウチの子は7歳でわかったんで、まあちょっと遅いかもしれないけど(視力回復の)可能性もあるんでやってみようっていう事で眼科のすすめる訓練もしていくようにしました。
-:なるほどなるほど。で、視力検査とかではわからなかったっていう事ですか?
弱視児の父親:そうですね。だから幼稚園でも何回か検査があったんですけれども、視力検査とかそういう事をしないのいかなと、目とか耳とか診なかったのかなと思うんですけどですね、今にして思えば。私立だったんですけれども、公立だったらどうかわからなかったんですけれどもね、親としてはそう思いたいですよね。

-:そうですね。

弱視児の父親:自分は別に目は悪くない。今自分は眼鏡かけてますけれども、これは受験の時に勉強で目が悪くなって、近視なんで眼鏡かけてるだけで、本来は眼鏡なくても1.5ありますから。

-:あ、そうなんですか?

弱視児の父親:だから免許証は眼鏡なしでもずっと通ってました。最近やっとちょっと眼鏡必要かなって思うようになりましたけどね。まあでも目は別に不自由はしてないですね。

-:そうだったんですね。

子供の眼の異変を発見するには

-:子供の異変を感じる時とかってありました?

弱視児の父親:やぱり子供のサインですよね。そういう仕草とかで判断するしかないし、子供が物見る時に両方の目を細めてみたり、首を傾けて物を見たり、顔を近づけたりした時は気を付けて見る様にすればわかるかなって思ってます。

-:そう、実は僕も目が悪くなり始めた時、一番最初に「あっテレビが見えない」って思いましたもん。メシ食ってる時「テレビが見えない」って。テレビが見えないんでですね、眼をこう細めるんですよ。その内段々怪しくなって来てですね、ついに眼鏡っていうことになったんですけど、やっぱりテレビって言うのは一番最初のサインだと思いますね。ここだけはハッキリ自覚があります。

弱視児の父親:まだあるんですけど、片方の目を隠すと途端に嫌がる。いい方の眼を隠すと悪い方の眼しか見えないから、ぼやけて見えるわけですよね。となると当然子供としては嫌がりますよね。だからそれを気をつけてやってやると。だから外観からわかる異常としては「両目が別の方向を向いている」とか「両目が寄っている」「眼球が震えている」とか、あと「眼球の大きさが左右異なる」とか、「眼の表面や中がちょっと濁っている」とか、だからこれは見た感じで「どっかが異常だな」ってわかると思います。だからあと子供の動作としては「反応が鈍い」「疲れやすい」とか「飽きっぽい」っていうのは眼にちょっと異常があるんじゃないかなと、そういう事も心配してあげればいいんじゃないかと思いますね。

-:そうですね、あと疲れやすいっていうのはありますね。

弱視児の父親:そうですね、そういう時があったら早めに眼科に行って見つけてあげれば良かったなと、今更ながらにして思いますね。

-:う~ん、そうですね。

弱視児の父親:「まあ元気ならいいか」って思っちゃうんですけどね。

-:そうですね。

なぜ子供が弱視になってしまったのか

弱視児の父親:だから最初の検診で気づくまで、小学校入学は大体7歳ですから5~6歳の時は幼稚園に行ってますけど、その時何で気づかなかったのかと。色々検診とかあるんですけどね。全然わかんなかった。もうちょっと早く気づいてあげればよかったなと思ったんですけれども、まあそれで気づいたんで一応眼科に行きました。

-:うん。

弱視児の父親:その眼科自体も全く行ったこと無いんで子供としては不安がるんですけれども、まず眼科に行ったら点眼されますよね。

-:そうですね。

弱視児の父親:まず瞳孔を開くための点眼、散瞳剤っていうのがあるんですけれども、それをされるんですよ。その点眼をされること自体が子供にとって初めてなんでそこで凄く嫌がりますよね。まあ小学校ですけれども、そこで嫌がって、病院嫌いの子供ではあったんですけれども歯医者なんか特に絶対、大人でも嫌がりますけれども、元々嫌なんで。眼科も点眼で嫌いになってしまったんですけれども、「行くしかないな」という事になって。

-:はいはい。

弱視児の父親:理由としても全然わからないんですけれども、この子の性格とか産まれた時の生い立ちとかが、産まれた時点でちょっと「遅い」かなという気はしたんですよね。それで先生も生まれてすぐくらいに、あんまり動かないんで、先生も赤ちゃんを検査する時に顔の上にティッシュを乗せるんですけれども、そのティッシュを除けようともしない。

-:ええ。

弱視児の父親:そういうのんびりした性格なのかなって、まあその程度にしか捉えてなかったんですけれども、それから赤ちゃんの時も一向にハイハイとか動きもしないんで、それでもまだ「まあいつか立つだろう」くらいにしか思ってなかったんですけれども、なかなか一歳になってもハイハイもしない、何もしない。それで一年半くらいしてやっとハイハイ無しでいきなり立ったんですよね。

-:おお。

弱視児の父親:それで立って歩くようになったんで「まあこれは大丈夫かな」とは思ったんですけど、「ちょっと遅れてるんじゃないかな」っていうことで、ちょっと訓練も行ったんですよ。子供の機能を高めるための訓練にですね。それがその不同視・弱視の原因としてあるのかなと、まあそれは自分の判断ですけれども、他の子の違いとしてはですね。

-:そうなんですね。